気象庁「緊急地震速報システム」を戸建て全商品に標準化

三洋ホームズ株式会社（本社：大阪市　社長：田中康典）は「エコ＆セーフティ」を企業コンセプトに、太陽光発電システムやオール電化、そして大地震に強い「制震装置」の開発など"地球に優しく、安全、安心な住宅づくり"をおこなっております。
気象庁「緊急地震速報」への取り組みについては、JEITA(※1)が主管する実証試験に対し､当社は三洋電機グループの様々な部門と共に機器システム開発と実験の舞台となる住宅供給の両面をサポートする会社として参加し､数年に渡り数多くの発報実績と経験を積んでまいりました｡　　 さらに、2007年5月下旬から6月上旬にかけて、4電力会社共催（東京電力、中部電力、関西電力、九州電力）による全国一斉イベント｢オール電化まつり｣にて、気象庁｢緊急地震速報｣を活用した全国約2700人規模の防災訓練を実施しました。
このような取り組みの中、「緊急地震速報」10月1日本格運用を受け、これまでの当社の取組みを踏まえた新システムを株式会社トータル・ライフサービスコミュニティー（本社：大阪市北区　社長：大西喜一）と共同開発し、2007年9月1日以降（配信サービスの運用は10月1日以降）の戸建て住宅全商品に「緊急地震速報システム」を標準搭載することにいたしました。
今回のシステムの特徴は、戸建住宅の場合「震源地からの距離」及び「地盤情報」の特定が可能であるため、地震発生時の発報には震度告知（震度5強など）と到達時間のカウントダウン方式でのアナウンスを行います。また地震発生の場合だけではなく日常の生活でも利用できるよう「コール・ボタン」（同居する高齢者からの呼び出しなど）及び携帯メール連動の「緊急ボタン」（外出時の緊急連絡として）を組み込んでいます。さらに、実証試験のお客様意見を反映し、例えば夜間の就寝時に、寝室や廊下の照明がOFFの状態でも自動で点灯し避難を容易に行なえるシステム、及び「セルフ・セキュリティ」を兼ね備えた機器への展開を構築いたしました。 今後、建物の地震に対する取組みの強化を図ることはもちろんの事、生活シーンでの様々なソフト面でのサポートにより、安心・安全な家づくりを行ってゆきたいと思います。