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サービス付き高齢者向け住宅(大阪府)

医療と併せて上質な住み心地を提供する
都市型のサービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅外観

●所在地/ 大阪府

●1階床面積/ 176.21㎡(53.30坪)

●1-4階床面積/ 178.06㎡(53.86坪)

●5階床面積/ 179.86㎡(54.40坪)

●延床面積/ 889.37㎡(269.03坪)

都市部で内科クリニックを経営している畑森さまは、地域に根差した医療を提供する中でサービス付き高齢者向け住宅の必要性を実感。 計画にあたって「いかにも高齢者住宅風にしたくありませんでした」と語ります。 そんな思いを取り入れ、デザインにこだわった上質な空間を実現しました。

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安心・安全の配慮が行き届くバリアフリー仕様を基本に
高級感あふれるインテリアでホテルライクな空間へ。

経営上の収支も考慮しながら、限られた土地を有効利用。5階建てのプランを採用し、必要な施設・設備を配置しながら居室26室を確保しました。 なかでも畑森さまが特に重視した点が、従来の高齢者住宅とは違ったお洒落な雰囲気づくり。 華やかなイメージに仕上げた明るく開放的な食堂をはじめ、心地よく過ごせるような配慮を随所に凝らしました。 一方、個室は入居者が自由にアレンジできるシンプルな空間にまとめています。

玄関ホールから食堂にかけての大空間 玄関ホールから食堂にかけての大空間
1 館内へ入るとすぐに、玄関ホールから食堂にかけて一体感のある大空間が広がります。 「入居者さまにどこかへ外食に出掛けているような気分を味わっていただければ」と畑森さま。 インテリアとして幾何学模様の床材や折上天井を採用したほか、食堂には天井の間接照明も備え、高級マンションやホテルを思わせるエレガントな雰囲気を演出しました。
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事務室と洗面台
2 玄関ホールを見渡せるように事務室に窓口を設置。 風除室との間仕切りもガラス張りで見通し良く設計するとともに、オートロックドアで安全性にも配慮。 3 洗面台は車椅子での利用にも対応しています。
事務室と更衣室
4 玄関ホール横の事務室。収納を造り付けることで空間がスッキリ。 5 スタッフの更衣室はコンパクトに機能を集約。
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厨房
6 厨房にはステンレス製の業務用機器を採用。クックチルド方式を基本としながら、ご飯やスープ類はここで調理して提供します。洗剤などを安全に管理するため、一部に鍵付きの収納も設置しました。
多機能トイレとストレッチャー対応のエレベーター
7 多機能トイレには壁の1面にアクセントクロスをあしらいました。 8 ストレッチャー対応のエレベーター。カメラも設置し、ホールのモニターで確認できます。
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コールボタン設置の居室
9 単身用の居室も明るい雰囲気。 夫婦用の居室を含めて全室にコールボタンを備え、万一のときにも安心です。
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夫婦用の広めの居室
10 夫婦での入居にも対応できる広めの居室は計8室を用意。単身専用の居室同様に、入居者の好みでアレンジしやすいようシンプルな内装で統一しています。
居室の洗面台とクロゼット
11 居室の洗面台も車椅子対応の仕様を採用。 12 各部屋にクロゼットも完備しました。
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ミニキッチン付きのホール
13 各階にゆったりとしたホールを設け、湯沸しなどができるミニキッチンを併設。壁の一部にあしらったアクセントタイルはフロアごとに色が異なり、直感的にどのフロアにいるかを認識できる目印にもなります。
浴室と洗濯室
14 浴室は計3室を完備。広めで内装も落ち着いた色調に。 15 5階の洗濯室。汚物処理室は各階に用意。
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外観と植栽
外壁は上質感あるタイル貼り。エントランスなどの異なるタイルでメリハリを演出。 建物の周囲には多様な植栽を施し、四季折々の彩りを楽しめるようにしています。
厨房の勝手口と居室バルコニー
厨房の勝手口。建物の裏側に設けることで、入居者の動線と重ならないように配慮。 居室はすべてバルコニー付き。災害時には非常階段へ続く避難通路として機能します。
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平面図
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事業主さまの声

事業主様
事業主 畑森さま

高齢者が住み慣れたまちで生き生きと暮らし続けていけるように
インテリアから植栽まで細やかな工夫を施していただきました。

医療法人としてサービス付き高齢者向け住宅を展開しようと考えられた、
そもそもの経緯についてお聞かせください。

事業主さま 私どものクリニックに通院されている患者さまの中には、介護が必要な状態になられる方も少なくありません。 その場合、介護施設へ入るため遠く離れた場所へ引っ越さなければならないという実情があり、何とかできないかという思いを持っていました。 クリニックの近くにサービス付き高齢者向け住宅を建てれば、継続して医療を提供しながら、患者さまが住み慣れた街で安心して暮らし続けられます。 ビジネスというよりも、地域の役に立ちたいと考えたのがきっかけです。

今回が2棟目ということですが、具体的に計画を進めるにあたって特に意識したことなどはありますか。

事業主さま 別の会社に建てていただいた1棟目は、まだ何もわからなかったという事情もあり、私どもの意見が反映されることはほとんどありませんでした。 その教訓も踏まえて、今回は複数の会社にデザインや予算の希望を伝え、理想的な提案をしてくださった会社を選んだのです。 依頼を決めたサンヨーホームズさんは、実例としてご案内いただいた完成済みのサービス付き高齢者向け住宅の印象も良く、そこを参考に「私どもではこうしたい」という話にもしっかりと耳を傾けてくれました。

高齢者住宅として求められる基本仕様のほかに、今回の建物にはどのような工夫が凝らされていますか。

事業主さま 全室にペアガラスを採用していただいているので、断熱性だけでなく遮音性にも優れていますね。 実際、この場所は車の交通量が多い大通りに面しているのですが、館内に一歩入ると意外に静かだねというお声をいただいています。 また、桜やモミジ、ハナミズキをはじめ、四季折々の風情が楽しめるよう、建物の周りにさまざまな植栽を施していただいているのも特徴です。 これら快適性を高める細やかな配慮が館内外に行き届いています。

サンヨーホームズに依頼して改めて良かったと感じていることがあればお聞かせください。

事業主さま 今回、サンヨーホームズさんには色んな要望をお伝えしましたが、その一つひとつにきちんと応えてくれました。 さらにプラスαの提案を含めて、対応が常にスピーディだった点も好印象です。 完成した建物はまさに当初から思い描いていたとおり。お洒落なデザインに仕上げていただいて本当に満足しています。

担当スタッフ

営業担当:本位田 裕介
施工実績の一例として兵庫県の「パールビュー塩屋北町」へご案内し、当社のこだわりをご理解いただけました。行政手続きに精通していることも当社の強みです。
設計担当:平野 勝冶
株立ちの樹木を使った植栽や、館内パブリックスペースの折上天井など、畑森さまからのご要望を図面に反映。妥協することなくコストダウンも両立させています。
IC担当:木川 依子
高級感を演出した食堂のほか、各階ホールの壁にアクセントタイルをあしらったり、共用トイレにアクセントクロスを施したり、空間ごとに少しずつ変化を持たせました。
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