
バルコニーは物干し場や家庭菜園など、幅広い目的で利用できて便利です。
一方で、夫婦共働きで日中は家を不在にしていたり、家族に花粉などのアレルギーがあったりする場合、「バルコニーはいらないのでは?」と考える方もいるかもしれません。
バルコニーがなければ掃除やメンテナンスに手間がかからずコストも抑えられるため、バルコニーを付けない選択もひとつの方法です。
この記事を読めばバルコニーを設置しないメリットが分かり、「バルコニーは本当に必要か?」という問いに対する答えのヒントが見つかるでしょう。
バルコニーは本当に必要?設置するメリットとは
バルコニーは屋根がなく日当たりが良いため、洗濯物が乾きやすいメリットがあります。洗濯物の多い子育て世帯なら、バルコニーがあれば物干し場を確保できます。また、バルコニーを庭として活用すれば、家庭菜園やバーベキューなどを楽しめるのも魅力です。
しかしバルコニーが付いている住宅は多いものの、なくても生活に困らない場合があります。例えば、花粉などのアレルギーを持つ家族がいる世帯では、洗濯物を部屋干しする傾向が見られます。この場合、室内に物干しスペースがあれば、バルコニーを設置する必要はありません。
このように、暮らし方次第で注文住宅を購入する際、あえてバルコニーを作らない選択をするケースが増えています。
バルコニーを設置しないメリットは?
夫婦共働きで日中は家を留守にしている世帯や、花粉などのアレルギーを持っている家族がいる世帯では室内干しが一般的なため、あえてバルコニーを設置しない方もいます。同様の理由で「バルコニーはいらないかもしれない」と感じたのなら、バルコニーを思い切って付けない選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
とはいえ、「バルコニーを付ければ良かった」と後悔しないためにも、以下に挙げるバルコニーを設置しないメリットを確認しておきましょう。
・掃除の手間が減る
・メンテナンスがいらない
・防犯上のリスクを軽減できる
・コストを抑えられる
掃除の手間が減る
バルコニーを付けなければ、掃除にかかる時間や手間をなくせます。バルコニーは屋根や窓がないため、砂・ホコリ・鳥のフンなど、さまざまな汚れが溜まりやすいデメリットがあります。例えば、排水溝にゴミが詰まる、積雪のある地域では降り積もった雪をおろす必要性も出てくるでしょう。
汚れを放置していると見た目が悪いだけでなく、バルコニーの老朽化につながるため、定期的な掃除が必要です。その点、バルコニーを作らなければゴミや汚れが溜まらず掃除をする必要がなくなるため、掃除にかける時間や労力を家事や趣味に活用できます。
メンテナンスがいらない
バルコニーがなければメンテナンスをする必要がありません。バルコニーは屋根がなく雨ざらしになることから、表面に防水加工が施されています。しかし、長く住むうちにバルコニー表面の塗装が取れてしまうことで、劣化につながる恐れがあります。
バルコニーを設置した場合、定期的な防水加工や表面の塗装の塗り替えなどのメンテナンスが必要です。塗装がはげて下地の補強が必要な場合は、下地の張り替え工事も行わなければなりません。一般的に、10年置きにバルコニーの防水工事が必要といわれています。バルコニーを作らなければ、このような定期的なメンテナンスが不要なのはメリットのひとつです。
防犯上のリスクを軽減できる
バルコニーを設置しないことが防犯対策につながります。バルコニーは空き巣の侵入経路のひとつといわれています。バルコニーは死角になりやすく、一度侵入されてしまうと犯人にとって絶好の隠れ場所になりかねません。
空き巣の犯人は外からの死角が多い住宅を狙う傾向があります。とくに洗濯物が干しっぱなしの住宅や日中を留守にすることが多いバルコニー付きの住宅は、防犯上の不安要素を増やすことになるでしょう。
バルコニーを付けなければ侵入経路をひとつ潰せるため、防犯上のリスクを軽減できます。
コストを抑えられる
バルコニーを付けなければ、注文住宅の建築費用を抑えられます。バルコニーを設置する場合、排水設備の設置や外壁工事が必要なため数十万円の費用が発生します。バルコニーは定期的なメンテナンスを行う必要があり、設置費用の他にメンテナンス費用も必要です。
ハウスメーカーの保証期間中は無償でメンテナンスを受けられる場合もありますが、保証期間が過ぎればメンテナンス費用はすべて自己負担しなければなりません。
そのためバルコニーを設置しない場合は、設置費用とメンテナンス費用を減らせるため、コストダウンできます。
まとめ
バルコニーは物干し場だけでなく庭としても活用できるなど、幅広い使い方ができます。しかし、ライフスタイルによってはバルコニーをあえて作らない選択をする方も増えています。バルコニーを作らなければ、定期的な掃除にかける手間やメンテナンス費用が不要になるのはメリットのひとつです。
さらにバルコニーがなければ空き巣の侵入経路を減らし防犯性も高まります。このようにバルコニーがないことでさまざまなメリットが期待できます。
注文住宅にバルコニーを設置しない場合はバルコニーのない住宅の施工実績があるハウスメーカーや工務店を選びましょう。
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