サンヨーホームズ株式会社

サンヨーホームズ

第二章 快適に暮らす

サンヨーホームズは遮音・断熱・換気性に優れた
快適な暮らしをすみずみまで追求した住まいです。
しかし、日本は一年を通じて寒暖の差が大きく、
また雨の量も多い等住まいにとっては厳しい環境といえます。
そのため、毎日を心地よく暮らしていただくためには、
住む人のちょっとした気配りが欠かせません。
本章では、いつまでも快適な暮らしを育んでいただけるよう、
「住む人」にも「住まい」にも健やかな暮らし方を提案してまいります。

騒音・振動

サンヨーホームズには、遮音性を高める部材や機器が使用されていますが、家具をうまく利用すれば、さらに高い効果が得られます。

●2階床の音が気になる場合

じゅうたんやカーペットを敷くと、音を吸収してくれると同時に階下への振動も防げます。

●ピアノやステレオ等をお楽しみになるご家庭なら

廊下側や壁側にサイドボードや書棚を配置し、窓に吸音性の高いカーテンを吊すと効果的です。

断熱効果

サンヨーホームズは断熱効果を高めるよう数々の部材が組み込まれていますが、エ夫次第でさらに高い断熱性、省エネ効果が得られます。

●断熱効果をさらに高めるには

カーテンは厚手のものを使用し、レースのカーテンと2重にすれば断熱効果はさらに高まります。

●冷房効果をさらに高めるには

すだれやブラインドを利用すること。外からの陽射しや照り返しをさえぎり、冷房効果を高めます。

湿気・結露

サンヨーホームズは、一般の木造住宅に比べて気密性に優れています。 従って冷暖房効果は高いのですが、逆に室内に発生した水蒸気や炭酸ガスなどが外へ逃げにくいともいえます。 寒い日などに窓ガラス一面に水滴が流れる現象を「結露」と呼びますが、これが押入れの中で発生してフトンが湿ったり、室内にカビが生えたりしては大変です。 そこで換気扇や自然給気口等の換気装置や窓を有効に活用して換気量を調整する必要があります。 住まいの中で特に結露しやすい場所と、結露を発生させないための工夫をご紹介します。

●窓ガラス

窓は外部の温度を伝えやすいため、冬場などは特に冷えて結露しやすくなります。 複層ガラスや高断熱サッシでも環境(就寝時、お鍋、加湿器の使用等)によれば結露することもあります。 クロス・畳・カーテンが汚れ、シミにならないように窓や窓枠の周辺についた結露水は必ず拭き取るようにしましょう。

●畳

長時間部屋を閉めきったままにしておくと、空気中の湿気を吸い、畳表にカビが発生する場合があります。 時々窓を開けて風を通してください。

●浴室・洗面室

浴室は、つねに湿度が100%近くで、いつも結露状態にあります。 入浴後は必ず窓を開けて室内を乾燥させましょう。換気扇がついている場合は使用後に必ず運転させましょう。 また隣接の洗面所等も湿気やすい場所ですので、浴室の水蒸気が洗面所に流れこまないよう、ドアはきっちりと閉めましょう。

●台所

調理をする時や、お湯を使う時の水蒸気によって結露が発生します。ガス器具を使用する場合は換気扇を回して湿気を逃がしてください。


●床下

床下はもともと湿気がこもりやすく、結露が発生しやすいところです。 これを防ぐために床下換気口を設けているので、この換気口をふさいだり、物を置いたりして床下の通風を妨げないでください。 また造園工事等で屋外に盛土する場合は、庭の雨水が床下に流れこまないように気をつけてください。

●押入れ

押入れにフトンや物をしまうと、空気の対流が妨げられる上、襖で仕切られているので、押入れ内の温度は室温よりも低くなり、結露しやすくなります。 外壁に面する北側の押入れ、台所や浴室に近い押入れ等は特に注意が必要です。 天気の良い昼間は時々開放し、壁との間に少しすき間をあけて収納するなど通気性を保つことが大切です。 スノコを敷くのも効果的です。

●洗濯物

洗濯物を室内で干すと、多量の水蒸気が発生し結露の原因となります。やむをえず干す場合には時々窓を開ける等して通気性に配慮しましょう。

●家具

外気に接する壁の室内側で、家具を壁面にくっつけて置くとカビが発生することがあります。 これは、壁と家具の間の空気の流れが悪くなるために起こる現象です。 外壁側の壁に家具を置く場合は、壁面との間に10cmほどのすき間を開けてください。


●暖房器具

サンヨーホームズの建物は高気密構造になっており、開放型の暖房器具(石油、ガスストーブ等)は燃焼する時に多量の水蒸気を発生させますので、使用しないでください。

※石油1缶(18ℓ)を燃やすと約20ℓの水蒸気が発生します。

※都市ガス1uを燃やすと約0.5ℓの水蒸気が発生します。

●加湿器

押入れにフトンや物をしまうと、空気の対流が妨げられる上、襖で仕切られているので、押入れ内の温度は室温よりも低くなり、結露しやすくなります。 外壁に面する北側の押入れ、台所や浴室に近い押入れ等は特に注意が必要です。 天気の良い昼間は時々開放し、壁との間に少しすき間をあけて収納するなど通気性を保つことが大切です。 スノコを敷くのも効果的です。

●水槽・観葉植物

水槽や観葉植物から多量の水蒸気が発生し、結露の原因となりますので、十分な換気を行い大型水槽の場合は専用の換気扇を設置してください。

●雨天時の換気について

雨天時(室内よりも外気の湿度が高い場合)に窓を開けると大量に湿気が室内に流入することになります。 特に長雨後の晴天時には、窓を開放し乾いた空気を導入し、湿気の排出に努めてください。


●長期不在時の湿気対策について

長期的に不在となる場合には、24時間全館換気と同時に除湿器の設置をおすすめします。 梅雨時期等、長期間室外湿度が高い状態で換気を放置すると、湿気が建物に流入し続け、畳など吸湿性の高い建材にカビが発生するおそれがあります。 除湿器を設置し湿気を絶えず排出する配慮が必要です。(別荘等の保全用として常時運転型の除湿器があります。 詳細は当社にご相談ください)また、畳をあげていただくことをおすすめいたします。

畳は湿気を溜め込む性質があり、カビ発生の危険性があります。 さらに、押入れ等の収納部分は扉を開放し、スノコなどを用いて、通気性を保つようにしてください。 ご入居された際には新鮮な空気を家全体に取り込み24時間全館換気を継続して運転してください。

コラム

植物の効用

陽当たりの良い南面や西面に落葉樹を植えたり、藤棚を設けると、夏には緑を楽しみながら日陰の心地良い空間が生まれ、冬には陽当たりが確保できます。 さらに北側に常緑樹を植えれば、北風を防ぐ効果が得られます。 他、南面の庭に芝生を植え、夏の照り返しを防ぐ等、工夫しだいで自然の恵みを取り入れながら、省エネ性を高めることもできます。

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