サンヨーホームズ株式会社

サンヨーホームズ

第一章 安全に暮らす

住まいの中でも、転んだり、ぶつかったりとなかなか怪我が絶えません。
それは果たして「防ぎようのない事故」だったのでしょうか?
不安定な台の上に乗らない、廊下を走らない、
そんなちょっとした注意が本当に安全な暮らしを支えているとしたら・・・?
本章では様々な事例をふまえながら、
住まいにおける危険な箇所や注意点を解説してまいります。

注意危険

この章では、死亡または重傷を負う危険が切迫している事例を掲載しています。 安全のため必ずお守りください。

一酸化炭素中毒一酸化炭素中毒

閉鎖型「車庫」

エンジンをかける時は、必ずシャッターを開けてください。

アイドリング中の車からは高濃度の一酸化炭素が排出されます。 壁とシャッターに囲まれた閉鎖型車庫の場合、エンジンをかける時は必ずシャッターを開放して空気を十分に取り入れてください。


閉鎖型「車庫」と屋内との間に換気設備を設けないでください。

閉鎖型「車庫」と屋内との間に換気設備を設けると車の 排気ガスが換気口から屋内に流入し、一酸化炭素中毒 による死亡のおそれがあります。

閉鎖型「車庫」と屋内との間に開口部を設ける場合は「密閉型」にしてください。

屋内部分との間にドア・窓等の開口部を設置する場合、その開口部は気密性の高いサッシを使用し、一酸化炭素が内部に入らないよう気密性ぜ呆つことが必要です。

※開口部を設ける際には当社にご相談ください。

燃焼機器

燃焼機器を使用する際は、必ず換気をしてください。

当社の住宅は、省エネルギー化を図るため、冷暖房効果に優れた気密性の高い構造になっています。 閉めきった室内での燃焼機器を使用すると、一酸化炭素中毒のおそれがありますので、必ず換気をしてください。 特に、24時間全館換気システムが止まった場合には、より十分な換気が必要です。 また、次の「@開放型燃焼機器」を使用する際には、サッシの換気ブレスを開けた状態または24時間全館換気を行っている場合でも、その機器や使用状態によっては換気量が不足する場合がありますので、一定時間ごとに換気(1時間に1〜2回程度の空気の入れ換え)を行ってください。

【換気システムの注意点】

使用する機器の取扱説明書に従い、正しい換気をしてください。

※外部設置の燃焼機器や密閉型(バランス型・SF型・FF型)の場合は、ほとんど問題がありません。

@開放燃焼型機器の場合

開放型(石油ストーブ・ガスストーブ・ファンヒーター等、燃焼ガスが室内に放出されるもの)を使用する場合には、多量の一酸化炭素が発生し、人命にかかわるおそれも生じます。 また、水蒸気の発生により建物にも影響を及ぼすほか、閉めきった部屋に人がいると、体の発熱や呼吸により炭素ガスの濃度が高まり、温度・湿度が上昇し、不快感をもたらすこともあります。 24時間全館換気システムを行っている場合であっても1時間に1〜2 回程度換気し、新鮮な空気と入れ換えてください。 熱が逃げるのを防ぎながら換気する、熱交換型の換気扇もあります。

A半密閉燃焼型機器の場合

燃焼用の空気を室内より取り、排気を煙突で排出する機器をいいます。 風呂釜や大型湯沸器等がありますが、これらを設置する際には煙突及び排気口を正しく設けなければなりません。

B密閉燃焼型機器

燃焼用空気を直接屋外から取り入れ、排気を直接屋外へ排出する機器をいいます。 密閉型には、風呂釜、大型湯沸器、ストーブ、セントラルヒーティング機器等があり、設置にあたっては、バランストップ、換気トップを外気流の乱れのない場所に正しく設置しなければなりません。

Cガス小型湯沸器(元止式)

ガス小型湯沸器(元止式)での風呂、シャワー、洗面 化粧台、洗濯機への給湯は故障の原因となるばかりでなく、 危険ですのでおやめください。

開放型燃焼機器の使用禁止。

極めて気密性の高い住宅となっておりますので、開放型(石油ストーブ、ガスストーブ、ファンヒーターなど燃焼ガスが室内に放出されるもの)を使用すると、多量の一酸化炭素が室内に充満し、人命にかかわるおそれがあります。 絶対に使用しないでください。暖房の際はエアコン、密閉燃焼型機器を使用してください。

24時間全館換気システムついて

24時間全館換気システムは、24時間常時運転することで、住宅全体の空気を計画的に移動させて換気(新鮮な空気を取り込み、汚れた空気を排出)しております。 常時運転し続けることで、本来の機能を発揮しますので、各機器を停止させるのはおやめください。 システムの換気扇等の設定方法につきましては第3章美しく暮らすの「24時間全館換気システム」に記載しておりますのでよくお読みの上、正しくお使いください。

給湯器の給排気口をふさいではいけません。

給湯器の吸気口や排気口をふさぐと不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒のおそれがあります。 ふさいだり、近くに物を置いたりしないでください。

ガス器具は、ガスの種類に合ったものをお使いください。

ガスは地域により供給されるガスの種類が異なります。 ガスの種類に合った器具をお使いください。

*ガス事故は、人命にかかわるとともに、近隣にも迷惑をかけることになります。 ガスを正しく使うことはもちろん、ガス潟れ警報機の設置をおすすめします。 お近くのガスショップにご相談ください。

*もしガス漏れに気づいたらガス栓を閉め窓を開けて新鮮な空気を取り入れます。 また火気は絶対に使用しないでください。換気扇・電灯等のスイッチ類の操作や電話も使わないでください。 スパークによる引火のおそれがあります。

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