
WHO(世界保健機関)は、「冬の最低室温を18℃以上に」と勧告しており、日本では約6割が下回ります。 全国の冬のリビング平均室温は16.7℃。 さらに寝室は12.6℃という結果が。寝室の温度にも注意してください。
夜、入浴で暖まっても寝室が寒いと体温が一気に下がり、手足も冷えて寝つきも悪くなります。 朝は暖かい布団から寒い室内に出ると、これも血管への大きな負担。1日の始まりと終わりに、急激な温度変化があることはとても危険です。 ヒートショックは、浴室だけで起きるものではないと知っておきましょう。
日本ではヒートショックによる入浴中の溺死が、交通事故による死亡者数を上回っています。 おもな原因は、暖かいリビングと洗面所、浴室など、冬場の家の中の温度差が激しいこと。 それにより血管の収縮と拡張が連続すると、血管の壁が傷ついて詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳卒中が起こりやすくなるためです。
サンヨーホームズでは解決策として、空調されたリビングの空気を、廊下やトイレ、洗面所などに送る「全館空調Lite」をご提案。 冬も夏も、住まいの寒暖差を抑え、快適で健康な生活環境を守ります。
住まいの中で一番熱が出入りするのが窓。冬に窓から逃げる熱は58%にもなり、断熱性の低い窓は部屋全体が暖まりにくい原因になっています。 暖房効率が悪いと光熱費もかかり、結露の原因にもなるため、健康、省エネ、家計にもよくありません。
暖房の効果が効きにくいと感じたら、窓まわりの冷え込みをチェックしましょう。 ひんやりとしていたら、今の窓に樹脂製のサッシを追加する、内窓断熱がおすすめ。 比較的簡単な工事で内と外の熱の出入りを遮断できて、部屋全体の暖房効率が大幅に上がります。