建具・建具枠
内部木製建具は材質上、季節の変化、冷暖房によりソリが発生することがあります。 建具自体の問顆ではないので、様子をみて対処してください。
クロス貼ドア・化粧合板ドア
●普段のお手入れ
ホコリはブラシやハタキで払い落とし、時々掃除機の丸口ブラシを使って細かいホコリを吸い取ってください。 落ちにくい汚れは軽く洗剤で拭き取りましょう。 あまり水拭きや洗剤拭きをしすぎると、クロスやドアが傷みやすくなるので気をつけてください。
※市販されているコーティング剤の中にはスプレー式で建具等の表面に皮膜をつくり、ツヤを長時間保ち、ゴミやホコリがつかないようにするものもあります。 用途も多目的で、レザーやビニール、木製家具、化粧合板、プラスチック製品のほか、スポーツ用品にも使用できます。
化粧シート貼窓額縁/枠
●普段のお手入れ
普通の汚れは、水または住まいの洗剤で拭くと簡単に落とせます。 マジックインキやクレヨン等の落書はベンジンで軽く拭き取りましょう。 シンナーで拭くとコート膜が取れツヤがなくなりますから使用しないでください。 また、セロハンテープやシールを貼ると、めくる時に表面の化粧材が一緒にめくれるので貼らないでください。
重要
〇火に弱い性質を持っていますので、ストーブを近づけたり、タバコの火が触れないように気をつけてください。
一般ドアの調整方法
丁番のネジを締めてみます。もし、ネジ穴そのものがゆるんでいる場合は取り付け位置をずらすか接着剤をつけた埋木をしてから締め直してください。

[カンタン修理法]
調整機能付ドアの調整方法
丁番のネジを回すことによって、ドアの上下左右前後の調整ができるようになっています。 ラッチ受け部分ががたつく場合も、ラッチ受けの調整ネジで前後調整してください。







●開き戸の調子が悪い
開閉が重くなったり、音がしたりするような時は、丁番の軸に油を差してください。 この時、あまり多く注入し過ぎると、床に油がこぼれて仕上材を汚しますので気をつけてください。
●レバーハンドルがゆるんできた
取付ビスをプラスドライバーで締めつけてください。
引き違い戸・片引戸の調整方法


●収納扉の丁番はスライド丁番という種類で、建付調整機能がついています。




※調整時は扉を押さえる人と調整する人の2人で行うと安全にできます。
フォールディングドアの調整方法
フォールディングドアの下端と敷居部分のすき間がまったくない時や、戸を開いた時に下端がカーペットを擦るような時は開閉しにくくなります。 フォールディングドアの高さを調整し、敷居部分とのすき間を十分とってください。 戸の裏面上部に吊り金具が取り付けてありますので、プラスドライバーを使用し、戸の高さを調整してください。
●調整は戸を吊ったままの状態でできます。
●左右の吊車の上下調整ネジをドライバーで回すと、本体の段違いが解消できます。上下調整(上5mm・下1mm)

注意
〇扉調整による扉下げすぎは作動不良及び扉落下の危険があります。
障子
●普段のお手入れ
普段は桟(さん)についたホコリをブラシやハタキで払っておきます。 落ちにくい汚れは、障子の張り替え時に、住まいの洗剤で落とすようにしましょう。
●障子の張り替え法
ホースで障子全体に水をかけて紙をはがしたり、ホコリを洗い流したりするのを見かけますが、乾燥した時にソリや、桟に“ 狂い”が起きる原因となりますから絶対にしないでください。 ホームセンターには、誰でも簡単に張り替えができるように説明書と道具がセットで販売されています。 ご利用ください。
敷居:枠まわりの白木
●普段のお手入れ
普段は乾拭きだけにとどめ、水拭きは避けましょう。 敷居や窓枠は手アカなどで汚れやすいので、汚れがひどい時には市販の白木用ワックスで拭いてください。 年に1度くらいの割合で、この白木用ワックスを使ってお手入れすると汚れもつきにくくなり効果的です。 また、汚れた濡れぞうきん等で、白木を拭いてしまいますと水に含まれた汚れを白木が吸い取り、シミになることがありますのでご注意ください。
重要
〇化学ぞうきんは、シミの原因となるので、白木のお掃除に使用しないでください。
[カンタン修理法]
●ドアの開閉がスムーズにいかない
ドアの開閉や、鍵のかみ合わせが悪くなるのは、丁番のゆるみが原因になっていることがよくあります。
●表面に傷がついた
小さい傷なら、布に湯をふくませて傷面に当て復元させるか、目の細かいサンドペーパー(#250・#300ぐらいのもの)で傷の周囲からこすって目立たないようにします。 補修後は白木用のワックスを掛けてください。 最初のうちは、その部分だけ色が違いますが、日が経つにつれて周囲と同じ色になってきます。
●敷居のすぺりが悪い
襖や障子のすべりが悪くなった時は、シリコンスプレーを布にしみ込ませ、敷居や鴨居に塗って動かしてみてください。
[障子のカンタン修理法]
●障子が破れた時
小さな汚れは、その部分だけカッターナイフで桟に沿って切り取り、新しい障子紙を貼って補修してください。
襖
●普段のお手入れ
襖全体のホコリは、ハタキで軽くなでるようにして落としてください。 枠の汚れは襖紙を濡らさないように気をつけて水拭きしましょう。 引手のまわりの汚れや手アカは、消しゴムで簡単に落とせます。
ブラインド
●普段のお手入れ
表面のホコリを専用のブラインドブラシで払い落とします。 汚れのひどい時は、住まいの洗剤をつけた布を指にはさんで拭きます。
注意
〇羽は薄くできているので手や指を切らないように注意してください。
※こちらもご参照ください。
第一章 安全に暮らす 注意「階段」
●開閉に際し
開閉は静かに、昇降は羽をまず水平にしてからゆっくり行ってください。
[ブラインドのカンタン修理法]
●羽が曲がった
手で静かに元に戻してください。