給排水設備
●排水管のお手入れ
排水管には汚水管(主にし尿)、雑排水管(洗面流し、浴槽等)、雨水管の3系統あります。いずれも汚れがちになるところですので、時々掃除するようにしましょう。
●排水枡(ます)への異物の流れ込みは避けられないために枡の底部には泥溜が設けられています。排水枡を時々開け、流れ具合や泥の溜まり具合を点検し、定期的に掃除をしましょう。

●水道管の凍結防止
屋外に配管されている水道管は、寒さが厳しくなると凍ってしまうことがあります。 特に東北地方や長野県等の寒冷地では、12月から2月にかけて、水道の凍結事故が多発します。 水が出なくなるのはもちろんのこと、水道管が破裂する等、修理に高い費用がかかります。
[水道を凍結させないために]
●外気温がおよそマイナス4℃以下になった時。
●旅行等で家を留守にする時等、長時間水道を使用しない時。
●―日中外気温がマイナスの真冬日が続いた時。
[こんな時は注意]
●寒冷地等で水抜き栓が設置されている場合は、水抜き栓による水落としをしてください。
シーズン前に水抜き栓が正しく作動するか点検してください。
●凍結防止ヒーターが設置されている場合は、ヒーターの電源プラグを入れてください。
ヒーターの電源プラグを入れている時は、パイプから水を抜かないでください。
水を抜く場合は電源プラグを抜いてください。
シーズン前には、ヒーターが正しく作動するか点検してください。
凍結シーズン後はプラグをコンセントから抜いておいてください。
●水抜き栓等の器具がない場合で給水管が凍結するおそれのある時は、夜間、水道の水を少しずつ流しておくのも凍結防止の有効手段です。
●凍結によって水道管が破損した場合、凍結が解ける昼ごろに水が吹き出してしまいます。
破損を発見したら、専門業者に連絡し、修理をしてください。
重要
〇冬期、長期間にわたり家を留守にする等、人が住まないでいると室内の温度は予想以上に低下し、凍結による水漏れの危険が増大します。 そのような場合は水道メーターの脇にある元止水栓を締めておくことをおすすめします。
●給湯器の凍結防止
器具により凍結防止法が異なりますので、取扱説明書をご覧ください。
●通常、ヒーターが組み込まれている給湯器の場合、外気温が0℃近くまで下がると凍結予防ヒーターが自動的に作動します。
これは、コントローラーのメインスイッチの入/切に関係なく、電源プラグがコンセントに差し込まれていれば作動しますので、通常の凍結防止に特別な操作は不要です。
しかし外気温がマイナス10℃以下の厳寒期、また急な寒波等で寒くなりそうな時には、給湯カランから水を少量流しておくか、水抜きを行ってください。
[凍結防止法]
@給湯栓から水を流す(冷え込みが厳しい時)

A水抜きをする(@よりも効果があります)

凍結防止ヒーターによる自動保温

●外気温が0℃近くなるとヒーターのスイッチが入り保温します。
重要
〇1分間に200cc程度(約3mm)の水を流し、30分後に流量の確認をしてください。
〇電源プラグは抜かないでください。(ヒーターによる自動保温も行っています)
●水漏れの点検
●水漏れの箇所がないか、定期的に点検をしてください。 まず、全ての給水栓を止めて水道メーターを確認してください。 もし、メーターが動いていたら、水漏れが考えられます。 水漏れ箇所が、ご家族で修理できないものであれば専門業者に修理を依頼してください。 他に、水圧テストポンプによる水圧試験を受ける方法もあります。

●蛇口から水漏れする時
水道の蛇口をいくらしっかり締めても、水がポタポタと止まらないことがあります。
パッキンがすり減っているのが原因です。新しい物と取り替えてください。
(交換の目安は10〜15年、使用状況・頻度により異なります)
[水道パッキンの取り替え方法]

※分からない場合は水道業者に依頼してください。 シングルレバーの混合水栓は構造が複雑で、ご家庭で分解したりしますとさらに大きなトラブルを招くおそれがありますので、専門業者に修理を依頼してください。
●湯水混合水栓の点検
●水栓金具の逆止弁にストレーナの付いているものがあります。 これは水道管内の不純物を取り除く働きを持っています。 時々点検して、砂等を取り除いてください。 点検方法については取扱説明書をご覧ください。
危険
〇給湯器の排気口をふさがないでください。
※こちらもご参照ください。
第一章 安全に暮らす 危険「給湯器の給排気口」
注意
〇ツーバルブの混合水栓は水を出してから湯を出し、止める時は、湯を先に止めてから水を止めてください。
〇シングルレバーの混合水栓は温度を確かめてからお使いください。
※こちらもご参照ください。
第一章 安全に暮らす 注意「給湯設備」
重要
〇電気温水器には防蝕装置が内蔵されていますので、電源は切らないようにしてください。
〇太陽熱温水器を屋根に架設すると相当の重量が加わります。
設置前に必ず当社にご相談ください。
◆参考◆
給湯器を2ヵ所以上で同時に使用すると湯温が変わることがあります。 比例制御装置付の給湯器、サーモスタット付の混合水栓の場合は心配ありませんが、湯量が若干変わることがあります。 特に厳寒期には、十分な湯量が得られない場合があります。
エコキュートのお手入れ

エコキュートのタイプによって異なる場合がありますので、詳しくは取扱説明書をご確認ください。
洗濯機の排水口のお手入れ
防水パンタイプの場合は、排水口の目皿にホコリなどが溜まりやすいので、定期的に清掃を行ってください。 防水パンタイプ以外も同様に周辺のホコリ等、定期的な清掃が必要です。