【洪水対策】水害から家を守るためにできる取り組みは?

1,334 view

近年、日本では自然災害による被害が増加しています。

特に梅雨時期や夏にかけては線状降水帯が多く発生し、局地的な雨が降る地域が増えています。そして、それに伴い洪水の被害も多く発生しています。

今の家をどうしようか考えたときに、住み替えようにも周辺地域でも水害が起こりやすい状況になっており、頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。

そこで、家(注文住宅)の「洪水対策」についてくわしく解説します。水害に負けない強い家づくりのヒントとなる情報をまとめたので、参考にしてください。

資料請求

 

洪水の定義とは?氾濫との違いについて

気象庁のホームページによると、洪水とは「河川の水位や流量が異常に増大することにより、平常の河道から河川敷内に水が溢れること、および、堤防などから河川敷の外側に水が溢れること」とされており、河川の水位や流量が異常に増大する理由として、「降雨や融雪などにより、河川の水位や流量が異常に増大すること」と定義づけられています。

そして、氾濫は「河川の水がいっぱいになって溢れ出ること」を差し、同様に浸水も「物が水に浸ったり、水が入りこんだりすること」と定義されています。

また、氾濫には河川などの水によって市街地が浸水する「外水氾濫」と、下水管などから河川への排水が滞り、その結果排水が市街地に溢れ出る「内水氾濫」に分けられます。

このことから、洪水や浸水は、氾濫に含まれ、これらは全て「水害」に該当するといえます。

 

家(注文住宅)を建てる際にできる洪水対策3つ

では、家(注文住宅)を建てる際にできる洪水対策にはどのようなものがあるのでしょうか。できる対策は以下の3つです。

・防水化:建物に水を入れない

・嵩上化:浸水から避ける

・耐水化:浸水しても建物の性能を維持する

それぞれの対策の内容について、以下で詳しく解説します。

 

防水化:建物に水を入れない

水を建物の中に入れないためには、家を塀で囲むほか、防水性の外壁で覆う方法が考えられます。

特に重要なのは、建物を防水性の外壁で覆うことで、外壁には水密性の高いコンクリートの壁を使用し、浸水が心配される開口部は防水性の門扉を設置することで対応します。

一般的に、外壁の防水性を高めるためには、防水性の高い塗料を利用するほか、1階部分の壁を鉄筋コンクリート造(RC造)にする方法が利用されます。

そして、水害が発生した際には、玄関や駐車場などの開口部に止水板を設置することで、建物への浸水を防ぐことができます。

1階部分をRC造にすることにより、万が一浸水した場合でも早く復旧できる点がメリットです。

 

嵩上化:浸水から避ける

建物に水を入れない「防水化」の概念と異なり、「嵩上化」とは床を高くして浸水から避けることを目的とした方法です。

嵩上げとは、住宅の周りに土を盛り、敷地全体を高くすることで浸水から避ける方法ですが、同じような方法として家を高床にする方法もあります。

 

高床とは、住宅の1階部分(基礎部分)を高くすることで浸水を防止する方法です。

高床を採用することで、1階部分を駐車場などに有効利用できるというメリットがあります。

ちなみに1階部分の柱を高くする方法を「ピロティ構造」といいます。

 

盛土を利用した嵩上げも浸水から避ける意味では有効な方法ですが、高低差のある場所だと土を盛った箇所にさらに鉄筋コンクリート性の擁壁を設ける必要があり、工事費用が高くなってしまう点がデメリットです。

 

耐水化:浸水しても性能は維持

もし災害が起こったとしても、その後早急に復旧ができ、早く日常生活に戻れることが大切です。

たとえば、屋外に設置するエアコンの室外機や給湯器などは高めの位置に設置することで水没や漏電による火災を防止できます。

また嵩上げを行い、2階以上を住居スペースにすることで、上の階に避難し、普通と同じ生活が送れるでしょう。

 

あわせて太陽光発電を設置しておけば、停電時でも家電製品を使えて、ライフラインを確保できるメリットがあります。

最近では電気がないと生活自体が機能しないケースが増えていますので、太陽光発電の設置は災害時には非常に有効です。

 

このように洪水対策を事前にしっかり行っておくことで、壁や床を洗浄して早期復旧できるほか、災害廃棄物を軽減することにもつなげられます。

また、RC造は浸水したとしても強度が落ちないため、安心して暮らすことができます。

 

水害に負けない注文住宅をサンヨーホームズが提案!

ここからはサンヨーホームズが手掛ける、洪水対策を行った水害に強い注文住宅の魅力について説明します。

サンヨーホームズでは一般的な水害対策とは異なる、浸水を許容しながら早期復旧を目指す「耐水化」の独自提案を行っています。

 

耐水害住宅の1階はRC造り(鉄筋コンクリート)

1階部分をRC造にすることで、万が一浸水した場合でもいち早く復旧できます。また、居住空間を2階以上にまとめることで不安や不便の少ない普段通りの暮らしを守ります。

RC造は浸水しても躯体の強度は落ちない特性を持っており、それを用いて浸水を想定した設計を行います。

いくら浸水から建物を守れたとしても、浸水によって建物の強度が落ちてしまっては、その後、安心して暮らすことはできません。

サンヨーホームズではそのような不安を抱えることなく、安心して住み続けられる注文住宅をご提案します。

 

2〜3階は耐震性・耐風性・耐火性に優れた軽量鉄骨造

居住空間を2階以上にまとめることで、被災した際の不安や不便の少ない、普段通りの暮らしを守ることができます。

1階に居住空間があり、リビングなど生活の中心となる場所が集まっていると、浸水の被害は家具や家電にもおよび、いち早く元の生活に戻りたいと思ったとしても叶わない可能性が高くなります。

しかし、1階をRC造にして駐車場やフリースペースにすることで、居住空間を2階以上に設けられて、震災被害が受けにくくなり、早く元の生活に戻ることも可能です。

 

太陽光発電によって早期復旧が可能!ライフラインの確保も

屋根に太陽光発電を設置することで、停電時も家電製品が使え、ライフラインが復旧するまでの間も普段通りの生活を送ることができます。

場合によっては2階以上のスペースに避難できたとしても、避難所に移動できない可能性も考えられます。

そのような時に太陽光発電によって電気を確保することで、家電製品を使える点は大きなメリットといえるのではないでしょうか。

 

まとめ

洪水を伴う水害はいつ起こるか分かりません。そして、その被害は年々増加しています。

サンヨーホームズでは、洪水対策を施した高性能で年単価の低い合理的な家づくりをご提案できます。

北海道並みの断熱性能を標準装備するほか、一般的な基準より厳しい耐震基準を設定しているのが特徴です。

また同じ耐震等級でも木造住宅が許容する横揺れを約1/3程度に抑えられる住まいを目指しています。

さらに耐火性の高いガレージや、お子様の落書きなども簡単に消せる壁紙を採用することで、より豊かな暮らしが楽しめる工夫もご提案します。

家づくりにお悩みの方は、ぜひサンヨーホームズにご相談ください。

カテゴリー:

新着記事

おすすめ記事