二世帯住宅の間取りは?メリット・デメリット【注文住宅の建築事例】

96 view

2世帯イメージ

二世帯住宅は主に「完全分離型」「完全同居型」「部分共用型」の3種類に大別されます。二世帯住宅の建築プランを考えるときは、各種類ごとのメリット及びデメリットを知り、比較検討したうえで、各世帯にとってベストな種類の二世帯住宅を選ぶことが重要です。

この記事では、各種類の二世帯住宅におけるメリットとデメリットを詳しく紹介します。種類ごとの建築例も3つ紹介しているので、最後まで読めばきっとあなただけの理想の二世帯住宅のイメージを描けるようになるでしょう。

2世帯カタログプレゼント

二世帯住宅における3種類の間取りとメリット・デメリット

「二世帯住宅」とは、親世帯と子世帯といった二世帯以上の同居を前提として設計された住宅のことを言います。単に親世帯と子世帯が同居しているだけの、単一世帯向け住宅や分譲マンションはこの記事でいうところの「二世帯住宅」には該当しません。

二世帯住宅の種類は、大きく分けて3つあります。

・完全分離型

・完全同居型

・部分共用型

 

二世帯住宅を建築する場合は、それぞれの種類に特有のメリットやデメリットを比較検討したうえで、どの種類を選ぶかを検討しましょう。

たとえば、完全分離型の二世帯住宅には各世帯がプライバシーをしっかりと確保しながら生活できるというメリットがある一方で、建築費用がかさみやすいといったデメリットもあります。

予算、家族構成などを鑑み、両世帯が足並みをそろえて二世帯住宅の建築プランを考えることが肝心です。

 

完全分離型

完全分離型の二世帯住宅とは、子世帯と親世帯の居住スペースが完全に分かれている住宅のことを指します。たとえば、同一敷地上に子世帯と親世帯が別個の戸建住宅を建てるケースは完全分離型の二世帯住宅の典型例です。玄関が世帯ごとに完全に独立しているのが完全分離型の二世帯住宅の特徴であり前提条件とされています。

完全分離型の二世帯住宅には、他の種類の二世帯住宅と比べて親子世帯間の交流が少なくなりやすいデメリットがあります。また、キッチンやお風呂といった水回り設備を各世帯ごとに備えるためには高額な建築費用がかかるという理由から、完全分離型を敬遠する人も少なくありません。

ただし、上述したとおり、完全分離型の二世帯住宅には、生活上の距離感を保ちやすく、それぞれのプライバシーを尊重し合いながら生活できるといった大きなメリットもあります。つかず離れずで、穏やかに独立した関係性を保ちたい場合は完全分離型を選択肢に入れて考えるとよいでしょう。

 

完全同居型

完全同居型の二世帯住宅とは、親子世帯が生活に必要な設備や部屋をすべて共有する構造の住宅をいいます。玄関はもちろんのこと、キッチン、リビング、洗面所、お風呂、トイレといった生活上の必需スペースを完全に共有することから、親子世帯の距離感は自然と近くなることでしょう。生活空間の共有によって、それぞれの生活上の困りごとや問題に目が行き届きやすくなるため、乳幼児の子育てや介護といったシーンにおける世代間の助け合いを目的として同居する人にとっては完全同居型の二世帯住宅が最適だと言えます。

一方で、世帯間の生活上の距離感を重視する人からすれば、完全同居型の二世帯住宅は少し窮屈に感じられるようです。完全同居型の二世帯住宅では各世帯のプライバシーを確保しにくい傾向にあるからです。完全同居型のメリットを活かしつつ、世帯ごとのプライバシーを互いに尊重して生活していくためにも、同居開始時に世帯間で生活上のルールなどを定めておくのが良いでしょう。

 

部分共用型

部分共用型の二世帯住宅とは、生活に必要な設備や部屋のうちの一部を親子世帯で共用するタイプの二世帯住宅です。部分共用型の二世帯住宅では、一般的に玄関や洗面所、浴室などの生活に不可欠な設備を親子世帯で共用します。

完全同居型に比べてプライバシー確保が容易な点は部分共用型の大きなメリットの一つです。加えて、コストのかかる水回り設備を共用することで、建築費用が安く済みやすい点も部分共用型のメリットだと言えます。プライバシー確保とコストパフォーマンスを両立させたい場合は、部分共用型の二世帯住宅が第一候補になるでしょう。

ただし、部分共用型の各種メリットは、裏返すとデメリットにもなります。部分共用型の二世帯住宅は完全同居型よりもコストがかかりやすいうえに、完全分離型と比べてプライバシー確保が難しいという見方ができるからです。共用する設備やスペースをどこに配置するかについて親子世帯間で意見が衝突するおそれもあります。

部分共用型に限らず、どの種類の二世帯住宅においても、親子世帯間でしっかり話し合って全員が納得できる妥協点や解決策を検討したいところです。

 

2世帯カタログプレゼント

 

二世帯住宅の建築事例

ここからは、二世帯住宅の建築実例を次の順番で紹介します。人気の完全分離型の二世帯住宅の実例のなかでも、完全分離型特有のデメリットを感じさせないような工夫がこらされた住宅ばかりをピックアップしているので参考にしてください。

・三世代で快適!完全分離型の二世帯住宅

・ゆとりある暮らしが実現!三階建ての二世帯住宅

・平屋型の二世帯住宅で叶う!スムーズな生活動線

 

三世代で快適!完全分離型の二世帯住宅

完全分離型2世帯住宅の外観

総床面積は50坪以上という広々とした完全分離型の二世帯住宅です。お互いのプライバシーを尊重して適度な距離感を保てる、という完全分離型のメリットを存分に活かした構造が採用されています。しかし、こちらの住宅の魅力はそこだけにとどまりません。

完全分離型の二世帯住宅には世帯間の日常的な交流を保ちにくいデメリットがあるのは上述のとおりです。その点、こちらの住宅は世帯間の住居を内部で行き来できる構造であるため、親子世帯間の交流が自然と活発になります。

将来的な子育てや介護における助け合いを見越して同居する場合、日常的な交流を通じて世帯間のつながりを深めておくことはとても大切です。内部で行き来できるなら、適切な距離感を維持したうえで、コミュニケーションの頻度を自然に増やせます。

#57 家事がスムーズな回遊動線と誰もが心地よく集える大空間 3世代に快適な2世帯住宅

 

ゆとりある暮らしが実現!三階建ての二世帯住宅

完全分離型3階建2世帯住宅3階建のうち、1階が親世帯の、2~3階が子世帯の住居スペースとして設計された完全分離型の二世帯住宅です。子育て中の子世帯と親世帯とでは生活リズムが異なるため、生活音などによってお互いの生活を乱すことのないようにさまざまな工夫が施されています。

たとえば、子世帯の住居に入るには基本的に外階段を上った先の2階玄関を使用します。外階段があれば、子世帯が階段を上ったり玄関を開け閉めしたりする音が親世帯に伝わりにくいため、必要以上に気を使う必要はありません。また、子ども部屋が3階に配置されている点も、生活リズムの違いを考慮したうえでの工夫ポイントです。各世帯がお互いの生活を尊重し合って生活できる完全分離型の二世帯住宅だからこそ、いつまでも良好な関係が続きます。

#40 デザイン性と暮らしやすさを兼ね備えた 3階建ての2世帯住宅

 

平屋型の二世帯住宅で叶う!スムーズな生活動線

平屋2世帯住宅

広い敷地を活かした平屋型の二世帯住宅です。東側、西側で世帯間の居住スペースが分かれています。2階建の二世帯住宅の場合だと階下の世帯に生活音や振動が伝わらないように日常的な配慮が必要になりますが、平屋の二世帯住宅ならそういった面での心配は無用です。

平屋ならではのスムーズな生活動線からも分かるように、こちらの二世帯住宅なら親子世帯共に快適な生活が送れることは間違いないでしょう。

また、完全分離型の二世帯住宅ですが、世帯間の交流を重視した構造になっています。特に親世帯のリビングは親・子・孫の三世帯が集まっても余裕があるほど広々とした間取りになっていて大人数でも快適に過ごしやすいことから、世帯間の交流が自然と生まれるでしょう。

#23 平屋型2世帯住宅で実現した、 快適で安心な3世代の暮らし

 

2世帯カタログプレゼント

 

まとめ

二世帯住宅を建てるなら、サンヨーホームズにお任せください。サンヨーホームズは、これまでたくさんのお客様から二世帯住宅のご相談を受けてきました。豊富な実例とノウハウをもとに、それぞれのお客様にとってベストなプランを提案します。

また、サンヨーホームズは高性能でありながらも年単価が安い家づくりを得意としています。丈夫で災害に強い家、冬は暖かく夏は涼しいエコな家など、デザイン性だけでなく実用性も備えた住宅をお求めなら、ぜひ一度サンヨーホームズにご相談ください。

まずは、ホームページから請求できる無料パンフレットを通じてサンヨーホームズの注文住宅の実例や家づくりの技術、細部までのこだわりを知っていただければと思います。土地探しや土地の活用方法などのご相談も受け付けているので、いつでも気軽にご連絡ください。

カテゴリー:

新着記事

おすすめ記事