医療福祉全般を展開してきたご縁のある地域で広い土地を活かし
高齢者が快適に過ごせる居住型施設をつくっていただきました。
この場所でサービス付き高齢者向け住宅の運営をしようと
決めたきっかけについてお聞かせください。
事業主さま
もともと院長先生が開業していたクリニックが近くにあり、界隈は小・中学校の健診を長く受け持ってきた場所です。
そのご縁もあり、近隣でデイサービスや訪問介護、訪問診療など医療福祉全般を展開してきたなか、まだなかったのが入居型の高齢者向け施設でした。
また、院長先生のご親族が入居できる施設がなかなか見つからなかったという経験もあり、幅広い方を受け入れできるサービス付き高齢者向け住宅が必要だと実感。
今回、広い土地があるとお聞きして開設を決めました。
建物の具体的なプランにあたってどんなことを意識し、
どのような希望をお伝えになられましたか。
事業主さま
入居型の高齢者向け施設は海外のほうが進んでおり、映画にも描かれています。
それを見た院長先生がイメージをお伝えし、海外にある施設の良い部分を参考にして設計していただきました。
一番のポイントは平屋ということでしょう。市街地でこれだけ広い土地を使える場所は少なく、その利点を活かすことにしました。
完全バリアフリーで、入居者さまに負担なくお過ごしいただけると思います。
最近はサービス付き高齢者向け住宅も増えつつありますが、
ここならではの特徴はありますか。
事業主さま
床暖房をパブリックスペースの広い範囲に採用。エアコンではどうしても乾燥しやすく、少しでも空気の環境が良くなるように配慮しました。
食堂談話室に併設した畳コーナーも珍しいと思います。このほか、オーナーの会長婦人ご自身がご年配ということもあり、細部までご高齢の利用者の目線にこだわられました。
完成した建物について、入居希望者などの反応はいかがですか。
事業主さま
平屋であることに加えて、床暖房や畳コーナーを取り入れた開放的な空間、広く感じられる居室など、理想的な建物が完成して見学に来られる方からの反応もいいですね。
クリニックを併設している点も、万一のときの対応が早いということで安心していただいています。
入居費は周辺相場と比べて少し高いかもしれませんが、それ以上に内容が充実しているといえるでしょう。
今後は隣接地に2棟目を建てるなど、さらなる充実を図っていく計画です。