地域で求められているものに土地を活かそうと考えた結果が
高齢者からお子さままで幅広く喜んでいただける複合施設でした。
土地の有効活用法として、高齢者や障がい者向けの施設を
建てることにした理由についてお聞かせください。
事業主さま
もともと農家として土地を受け継いだのですが、区画整理で農地が宅地化され、そのままだと固定資産税だけがかさむので何か対策が必要だと考えたのが、そもそもの始まりです。
ご先祖さまからいただいた土地ですから、売却して自分だけが潤うのではなく、子孫にも良い形で残そうと検討しました。
そして、さまざまな選択肢の中から、高齢者や障がい者向けの施設なら地域の人に喜んでいただけると思ったのです。
より細やかなサービスを提供するため、福祉事業の会社も立ち上げました。
今回3棟目となる福祉施設として、
ショートステイ&デイサービスを選んだのはどうしてですか。
事業主さま
これまで事業展開してきた訪問介護やデイサービスの利用者さまから、ご自宅やサービス付き高齢者向け住宅と特別養護老人ホームの中間的な場所が欲しいという声をお聞きしていました。
実際、ショートステイ専用施設はほとんどなく、特養の空きベッドを提供する程度。
私としては、世間に足りないものだからこそつくる価値があると考え、デイサービスと併せた施設として計画しました。
ショートステイやデイサービスだけでなく、
地域交流スペースやカフェを設けることにした目的をお聞かせください。
事業主さま
地域交流スペースは、さまざまなイベントや活動の場として提供すると同時に、両親が働いているお子さまなどが学校帰りに遊びに来られる場になればと考えました。
また、カフェはランチや喫茶のほか、夜はカラオケを楽しむなど、憩いの場として幅広い方にご利用いただけます。
地域住民が気軽に集い、いろんな情報交換ができる場所になればという思いで用意しました。
サンヨーホームズとともに築き上げた建物のご感想はいかがですか。
事業主さま
サンヨーホームズさんとは、1棟目のコレクティブハウスからのお付き合いで、2棟目のサービス付き高齢者向け住宅もお願いしました。
当時から私の思いを細やかに汲み取ってくれるなど、信頼関係が築けていましたので、今回も依頼することに決めたのです。
建築中、気が付いたことを言えばしっかりフォローしてくれて、完成した建物もイメージどおり。
見学に来られた方からもご好評をいただいております。